活動報告

県議時代

市民病院跡にリハビリ病院整備へ

H32年春オープン、、一般外来にも対応!

旧市民病院跡地にリハビリ・センターを開設する予定の医療法人社団「友志会」と小山市の協議が難航していましたが、近く協定書が締結され、平成32年春に開院の見通しとなりました。リハビリ・センターの整備は、県南医療圏(小山市、栃木市、下野市、上三川町、壬生町、野木町)再編の一環として計画され、栃木県と小山市が病院開設者を公募し、昨年3月に友志会が選ばれていました。その後、土地所有者の小山市と友志会との間で、用地(一部が土砂災害警戒区域※)の対策の必要性について、意見が割れ協議が停滞していましたが、私は県の保健福祉部に仲介を要請し、今年4月から協議が再開されるようになり、8月に大筋合意になりました。

友志会は、熊本地震などの状況等を踏まえ、用地の思川側から40mまでは震度6の地震を想定すると危険と判断し、当初の予定より用地の東側に寄せて施設の建設を希望、それにともなう費用負担について小山市側が難色を示していました。有事における患者の安全確保や、工事費増への支援のあり方などについて検討を重ねた結果、友志会が施設を二階建てから「三階建て」に計画を変更し、小山市が敷地内の汚水管の工事費と建設関係費2億3,000万円を追加補助することで合意しました。

これにより、小山市内で初めて回復期のリハビリテーション病棟(ベッド数100床)が整備され、「質」「量」ともに充実したサービスを提供できるようになるとともに、新小山市民病院など近隣医療機関との連携により地域完結型の医療提供体制が実現できるようになります。診療科目としては、内科、神経内科、整形外科、リハビリテーション科が予定され、老人保健施設(ベッド数80床)が併設され、一般外来の診察も受け付けます。今後とも、地域医療の充実のため力を尽くして参ります。

※土砂災害警戒区域:地滑りやがけ崩れが起きる可能性のある区域。
開発に制限はないが、防災マップの作製や避難訓練などが義務づけられる。

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